Story
ネイルスクールを卒業し、初めて入ったサロンの初の出勤日。
施術に使う溶剤の補充を頼まれ作業していると「この溶剤は危険だから手で触れないで」と言われた衝撃を覚えています。
これからお客様のお手元、皮膚・お爪に触れるであろう溶剤。
ネイリストは素手で触らないものをお客様には良いの?という疑問が湧いてきました。
今思えばここから、オーガニックにお爪や身体に安全なネイルの探求は既に始まっていたのかもしれません。
そこから2年も経たないうちに、今度は突然の呼吸器の不具合を感じるようになりました。
風邪を引くといつも肺炎の手前まで悪化するようになり、回復に3ヶ月以上もかかることもしばしば。
また咳が出ている時は決まってジェルをお外しする時で、明らかに化学物質であるジェルの粉に反応し、それが自分の気管支や肺に何かしらの悪影響を及ぼしていることが明確でした。
マスクをしていたにも関わらずです。
(ですからコロナ禍のマスクの嘘にはすぐ気づくことが出来ました)
その後も騙し騙しネイルを続けていましたが、身体のことを考え一度事務に転職しました。
しかしネイルが好き、辞めても技術を追求しようと練習している自分に気がついた時、
もう一度ネイリストに戻れるなら…と本格的にオーガニックで安全を追求した施術を研究しはじめました。
たくさんあるジェルの成分を一つづつ調べ、実験しました。
最初は自分のためでしたが、調べるにつれ、良くない化学成分が沢山あることも分かりました。
私がアレルギーになったということは、お客様にも悪影響があるということです。
それに気づいた時、安全性を考えたオーガニックのネイルサロンを作りたいと思いました。
古代ユダヤ賢人の言葉、聖書には“私達の身体は神の宮である”(第1コリント6:19)と記載されています。
自分にとっても、そしてお客様にとっても、1人1人大切なお身体。
お爪の健康はもちろん、皆さまが健康で美しく、安心しておしゃれを楽しみ、日頃の疲れや重荷を下ろせるサロンになるよう願っています。